センスと技術


どんな分野のクリエータにおいても、良い作品を作るには「センス」と「技術」がスキルとして必要であると私は考えています。
作品は「センス」で考えて「技術」で作られるからです。
今回はこの話をザクッとします。

言葉の定義だけでは多少曖昧かもしれませんが、センスを一言でいうと、イメージ、想像、妄想のことを指し、どんな作品に仕上げるかといった、完成品をイメージする能力を指します。
また、技術とは手法や方法を指し、いかにして作品を実現・具現するかを指す能力です。
センスの鍛え方は、現状私も正確にはわかっていません。脳のはたらきが関わってきそうな気がします。
ただ、私の場合ずっと音楽に触れていると(作曲を続けていると)センスが向上していくのを感じます。
対して、技術は長年の経験を要するものもあれば、ソフトウェアや本などのようにお金で買える物でも向上することがあります。
色々なものに好奇心を持って「知ること」が技術の向上につながるといえます。

これらからいえることは、どんなにセンスが長けていて、素晴らしいイメージを持てる人でも、それを具現化する技術がないと作品は作れないことになります。
逆に、色んな技術を知っている人でも、センスに乏しいと作品が(自分にとって)つまらなくなります。

私の経験上、センスばかり向上すると、思ったように作品を作れずに困惑することがあります。
また、技術ばかり向上すると、自分の作品がつまらないものに感じられてしまいます。
センスと技術の両方がバランス良く成長すると満足のいく作品が作れるはずです。

最近自分の作品に満足できないクリエータの方は、バランスを見直してみると良いかもしれません。
まだ曖昧な部分も多い話なので、バランス良く成長させる方法をご存知の方は教えて頂けると幸いです。



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